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年齢退行催眠(退行療法)

「現実」とは何でしょうか?

 年齢退行催眠(年齢退行療法)についてご説明するために、「現実」ということについて考えてみたいと思います。
私たちは普段、自分が考えている「現実」は、実際にあったこと、事実に間違いないと思い込んでいます。ですが、もう少し考えてみてください。「現実」だと思っていることは、本当に事実なのでしょうか?
たとえば、あなたが今日、通勤途中の道端で、小さな花を見つけたとしましょう。
その花が咲いていたことは事実です。また、あなたはその花を見つけたので、あなたは、その花を現実に存在したものとして捉えます。
ですが、まったく同じ道を通った別の人は、仕事が忙しいあまり道端に目をやる余裕などなく、その花のことなど眼中になかったとします。すると、その花は事実としてはきちんと咲いていたにもかかわらず、その人にとっては、存在しなかったも同然のことになります。
つまり、私たちはすべての事実をありのままに受け取っているわけではありません。自分なりのフィルターをいろいろな形でかけ、自分が認識したものだけを「現実」だと思い込んでいるだけなのです。
同じことが記憶についても言えます。
「自分の記憶は確かな事実だ」と考えるのは普通のことですが、そもそも記憶になる前の「現実」が事実とは違うものなのですから、その「現実」の記憶も事実でないことは容易に分かります。つまり、実は、「記憶は事実ではない」と考えるのが正しいのです。


誤った認識に行動が左右されている

 「記憶は事実とは異なる」ということは理屈では理解できても、潜在意識で認識するのはむずかしいものです。
記憶は事実でないにもかかわらず、私たちは日々気づかないうちに、記憶に大きく左右されて行動しています。なぜならば、私たちは自分が認識したものを現実と受け取ってしまうので、いくら「それは事実ではないよ」と顕在意識が理解しても、潜在意識では「事実にちがいない」と思い込み、その思い込みに基づいて行動してしまうからです。
人と良いコミュニケーションを取りたいと思っているのに、自分でも不思議なくらい知らず知らずのうちに、相手を怒らせるようなことを言ってしまったり、相手から逃げてしまったり、ついつい怒ってしまう、などという行動の癖があるとしたら、自分の子ども時代の記憶を疑ってみるのも良いかもしれません。
普段はすっかり忘れてしまっているような出来事であっても、子ども時代の出来事はその人の価値観に大きな影響を与えています。子どものときに誤って認識した現実が、潜在意識の中に記憶され、そのまま大人になっても引きずられていることは、誰にでもあることです。
年齢退行催眠(退行療法)では、この子ども時代の認識を見直す作業を試みます。


人間的な成長につなげるために

 年齢退行催眠(退行療法)は、精神的な問題を抱える人の問題解決の糸口として使われることが多いですが、経営者やビジネスマンは、人間的成長を目指す目的で使うことをお勧めします。
日常の中で、たとえば部下との関係がうまくいかない、夫婦関係がうまくいかない、子どもとの関係がうまくいかない、などで悩んでいる方は多くいらっしゃることでしょう。
このような場合、「相手が悪い」と思っているうちは解決はしないものです。
自分自身のコミュニケーションに何か問題があるのではないだろうかと振り返り、その原因を探り「気づき」を得て、自分が変わるきっかけを得れば、問題は解決していくのではないでしょうか。自分のコミュニケーションの癖の原因を探ったり、自分が変わるきかっけとして年齢退行催眠(年齢退行療法)を活用するのであれば、効果は高いでしょう。


注意
 当サイトでは、分かりやすい一般的な表現として「療法」という言葉を用いていますが、当サイトで言うところの催眠は決して医療行為ではなく、あくまでも自己啓発目的のものです。精神科、心療内科などで治療を受けている方は催眠をお受けになることはできません。また、妊婦の方、重篤な病気をお持ちの方、自殺願望のある方もご遠慮ください。

 

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