前世退行催眠(前世療法)
ヒプノコーチング・オープン体験会のお知らせ マインドマップ(R)基礎講座のお知らせ 前世が在るか無いかは判らないことです 前世が在るかどうかは、誰にも判りません。 前世退行催眠(前世療法)で体験する人生は、前世なのかもしれませんし、実は前世とはまったく関係のない作りものの人生なのかもしれません。ですが、前世の在る無しと前世退行催眠(前世療法)の効果とは、何の関係もないことです。
前世にこだわるのは意味のないこと 仮に前世が在るとしても、たとえば、「前世のせいで今、こんな目にあっている」という考えに縛られて、今の自分が自由のきかない状態になっているとしたら、これほど馬鹿馬鹿しいことはありません。 また、「前世はお殿様だったから、今の自分には気品があるのだ」などと考えて悦に入るというのも、滑稽きわまりないことです。 これらの考え方の奥には、「現在起きていることは過去起きたことと強く結びついている」という考え方が潜んでいます。つまり、「今こうなっているのは、あの時にこうしたからだ」のように考えているということです。 たしかに、「あの時に遊びたいのを我慢して一所懸命仕事をしたから、今の事業の成功がある」ということもあるでしょう。ですがたとえば、乗っていた通勤電車が信号故障で止まってしまい、約束の時間に遅れたため調子がでず、その日の商談がうまくいかなかったとしましょう。「あの時、別の経路を選んでさえいれば商談はうまくいったのに」と考えるのは、意味のないことです。 「過去の出来事A」と「現在の出来事B」の間の明確な因果関係というのは証明できないものです。「過去の出来事A」が在っても無くても、「現在の出来事B」は起きたかもしれないし、起きなかったかもしれません。その可能性は誰も否定できません。 このことは、未来についても言えます。「現在の出来事B」が「将来の出来事C」に確実に繋がるということは、決して保証できないことです。たとえば、「有名大学に合格した」から「将来幸せになれる」、という公式が成り立たないのと同じことです。 未来とは限りない可能性を含んだものです。 現在の一つの因子と将来の出来事が1対1対応のように結びついてしまうのだとしたら、未来とは過去からすべて繋がっているもので、先の先まで決まっていることになってしまいます。ですが、そんなことはありません。 前世が仮にあるとしても、そのせいで現世がこうなっているのだ、と考えるのは愚かなことです。前世を知ることにより、現在の自分にとっての学びを得るのであれば良いことですが、前世に縛られたり、興味本位で前世を知って、がっかりしたり優越感を抱くなどは愚の骨頂です。
それでもなぜ、前世退行催眠(前世療法)を使うのか? 前世が在るか無いかも判らず、また、前世に縛られることなど馬鹿馬鹿しいと思うのに、なぜ、前世退行催眠(前世療法)を使うのだろう?そう思われたことでしょう。その理由をご説明します。 一言で言えば、前世退行催眠(前世療法)の一連のプロセスの中で、クライアントは思考の視点を高く持つことができるようになるため、普段は思いもよらない気づきを得ることができるからです。 具体的に言うと、前世退行催眠(前世療法)では、クライアントは前世と思われる人生を催眠中に擬似体験します。ひととおり前世を体験し最後に何が来るかというと、当然、「死」が来ます。この「死」の擬似体験がクライアントの視点を上げることに繋がります。 私たちは日常生活の中で、いつも自分が見えるレベルでしか現実を捉えていません。「見えるレベル」というのは、つまり自分の視点の高さということになります。日々の仕事が忙しければ、その仕事を明日までにどうやってこなそうかとか、食事時間を何時にしようかとか、週末のレジャーには行けるだろうかとか、そんなことしか考えていないわけです。それが自分にとっての現実の毎日です。 ですが、視点を上げることができると、毎日の自分の仕事は世界平和に繋がっているんだろうかとか、子供たちの時代のために環境保全は行えているんだろうかとか、明日の日本のために自分は何を今すべきだろうかとか、そんなことを実感をもって考えられるようになります。 前世退行催眠(前世療法)で死の体験をするときには、自分の生きた前世を高い視点から俯瞰して振り返ります。そうすると、前世で生きているときには分からなかったことに突然気づいたり、見えなかったものが急に見えたり、感謝の念がこみ上げてきて涙が止まらなくなったりします。前世で気づいたものは、そのまま現世へと繋がります。これがクライアントにとっての「気づき」であり「学び」です。 前世退行催眠(前世療法)は、このように、自分にとっての「学び」を得ようという立場で取り組んだとき、効果を発揮するものです。どのような「学び」が出てくるかは、そのときのクライアント次第であり、予測することはできません。ですから、前世退行催眠(前世療法)に過度な期待を抱くのは間違いでもあります。セッションを受けたときの自分にとって、必要な気づきが得られるのだ、と考えて取り組むべきでしょう。 ヒプノコーチング・オープン体験会のお知らせ
注意 当サイトでは、分かりやすい一般的な表現として「療法」という言葉を用いていますが、当サイトで言うところの催眠は決して医療行為ではなく、あくまでも自己啓発目的のものです。精神科、心療内科などで治療を受けている方は催眠をお受けになることはできません。また、妊婦の方、重篤な病気をお持ちの方、自殺願望のある方もご遠慮ください。